免許偽造、スマホ転売の疑いで12人逮捕 転売額約9500万円 空き家を舞台に犯罪 2024年08月07日 05:30 社会 偽造した架空の人物名義の運転免許証を使ってクレジットカードを入手し、スマートフォンの転売を繰り返したとして、福岡、愛知両県警の合同捜査本部は6日、詐欺などの疑いで大阪市中央区の職業不詳石川剛樹容疑者(31)ら12人を逮捕したと発表した。福岡県警によると、確認できた範囲でクレジットカードの利用額は約7300万円、転売額は約9500万円に上る。 福岡県警によると、偽造した免許証で申し込んだクレジットカードを集合住宅などの空き家で受け取り、スマホやタブレットの購入に利用していた。受け取りに使われた空き家は2府7県の約600件で、会員制の不動産サイトで検索していた。 捜査本部は4月、免許証を偽造していた名古屋市や大阪市の拠点を家宅捜索し、カードなど2000点以上を押収した。 昨年6月、他人になりすまして宅配物を受け取ろうとしたとして、詐欺未遂の疑いで男1人を逮捕し、捜査していた。2022年4月には免許証の偽造などを始めていたとみて、詳しく調べる。