紀藤正樹弁護士 “男性体臭”投稿の女性アナに「フェミニズムの真の意味が理解できていなかったのでは」

2024年08月12日 10:12

社会

紀藤正樹弁護士 “男性体臭”投稿の女性アナに「フェミニズムの真の意味が理解できていなかったのでは」
紀藤正樹弁護士 Photo By スポニチ
 弁護士・紀藤正樹氏(62)が12日までに自身のX(旧ツイッター)を更新。男性の体臭に対するSNS投稿が物議を醸したフリーアナウンサー・川口ゆり(29)が所属事務所に続き、10日付でビジネスマナーの研修や講演などを行う「青山プロダクション」(札幌市中央区)からも契約を解除されたことに言及した。
 川口は今月8日、「自分で気づけない体臭(身近な女性は指摘しにくい)、日々の身体の調子は食生活や少しのケアでいくらでもよくできる」「ご事情あるなら本当にごめんなさいなんだけど。夏場の男性の匂いや不摂生してる方特有の体臭が苦手すぎる。常に清潔な状態でいたいので1日数回シャワー、汗拭きシート、制汗剤においては一年中使うのだけど、多くの男性がそれくらいであってほしい…」(原文ママ、削除済み)と投稿。美容事業にさらなる意気込みをつづっていた。

 この投稿を巡り、所属事務所「VOICE」は10日をもって川口との契約を解除。「異性の名誉を毀損する不適切な投稿行為が認められたことから、当社はアナウンス事務所として、所属契約の維持は困難と判断し、やむなく契約解除通知をするに至りました。なお、当社では、言葉は誰かを傷つけるためにあるものではなく、勇気づけたり愛を語るためにあるものと考えており、言葉を扱う仕事に携わる者としてはあってはならず、大変心苦しく考えております。皆さまにおかれましては、多大なご迷惑をおかけいたしましたこと、心よりお詫び申し上げます」と謝罪した。また、「青山プロダクション」も「本人による異性の名誉を毀損する不適切な投稿行為が認められ、契約の維持は困難と判断し、やむなく契約解除通知をするに至りました」とし「この度は皆さまにご迷惑と不快な思いを与えてしまい、大変申し訳ございませんでした。心よりお詫び申し上げます」と謝罪した。

 紀藤氏は「性差別解消は「男女平等論」が前提にある。川口氏は学問としてのフェミニズム(男女同権主義)の真の意味が理解できていなかったのではないか」とつづった。

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