京都国際V 地元紙が号外で祝福 西脇知事は誹謗中傷投稿に懸念

2024年08月24日 04:50

社会

京都国際V 地元紙が号外で祝福 西脇知事は誹謗中傷投稿に懸念
京都国際が初優勝し、京都市内で配布された号外 Photo By 共同
 京都国際の地元京都市では地元紙が号外を配布するなど68年ぶりの京都勢夏制覇に沸いた。号外を受け取ったファンからは「よくやった」「来年も頑張って」など祝福の声が上がった。
 京都府はこの日、京都国際野球部への同府スポーツ賞「優秀賞」の授与を決定して発表。今夏のパリ五輪では陸上男子400メートルリレーで5位入賞した桐生祥秀ら京都に縁のある8人への授与が決まっている。

 祝福ムードの一方で京都府の西脇隆俊知事は23日、高野連からの除名を求めるなど京都国際を誹謗(ひぼう)中傷するインターネット上の書き込みが相次いでいることに「差別的な投稿はあってはならない。慎んでほしい」と懸念を示した。知事は22日までに4件の削除要請を事業者に求めたと明らかにし、引き続き、担当部局がモニタリングを続けているという。

 ≪韓国大統領もナイン称賛「奇跡のような快挙」≫韓国の尹錫悦大統領は23日、韓国系民族学校を前身とする京都国際の甲子園初優勝を受け「奇跡のような快挙」と自身のSNSに祝福コメントを投稿した。さらに「野球を通じて韓日両国がより親しくなることを願う」とつづり、試合後、韓国語で流れた同校の校歌についても歌詞を引用し「決勝の場に力強く響き渡った」とナインの偉業達成を称えた。韓国メディアも優勝を相次ぎ速報し、関心の高さを示した。

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