解散・辞職両にらみ 斎藤兵庫県知事の決断控え準備本格化 本人は登庁、公務予定なし
2024年09月21日 05:30
社会
自民は19日の不信任決議可決前にも会合を開き、次期知事選の候補者について協議。関係者によると県内の元市長など複数の名前が挙がったという。24日にも総会を開き、さらに人選を進める。
立憲民主党県議らでつくる第4会派「ひょうご県民連合」も昨年の県議選で落選した候補者に声をかけるなど準備を加速。県議選となった場合は勢力拡大を目指す。
県選挙管理委員会も既に準備を始めている。候補者に配るのぼり旗や運動員用の腕章などの「七つ道具」の発注調整を進めるほか、知事選と県議選のそれぞれに対応する投票用紙の規格を決めた。担当者は「知事の態度表明後にさらに忙しくなる」と話した。
斎藤氏は19日、全会一致で不信任決議が可決された後、記者団に「大変重い議会の選択。自分にとっても重い判断で、これからしっかり考える」と述べ、進退や決断の時期を明言しなかった。
20日午前にはX(旧ツイッター)に「県民の皆さまに心配や不安を抱かせ、心からおわびする。しっかりと考え、決める」などと投稿した。