萩生田光一氏 自民党本部からの2000万円支給に「ありがた迷惑」、公認候補も「迷惑千万」「なぜ同額」

2024年10月25日 11:09

社会

萩生田光一氏 自民党本部からの2000万円支給に「ありがた迷惑」、公認候補も「迷惑千万」「なぜ同額」
萩生田光一氏 Photo By スポニチ
 自民党派閥裏金事件を受け、衆院選で自民非公認となった前職の萩生田光一氏(東京24区)は25日までに自身のX(旧ツイッター)に動画を投稿し、党本部から自身が代表を務める党支部に2000万円の支給があったと認めた上で「ありがた迷惑だ」と述べた。
 萩生田氏は、支給を決定した党執行部を批判し「返金も含めた対応を党本部と協議する」と語った。交付金に関し「今回の選挙で全く使用していない」と言明し、党の政権公約すら手元に届いておらず「党勢拡大の何について使用できるのか。非常に分かりにくく、誤解を招くものだ」とも指摘した。

 自民党が衆院選で非公認とした「裏金候補」側に公認候補と同額の2000万円を支給していた問題の波紋は広がりを見せており、派閥裏金事件に関与せず、正当に公認された候補の関係者も「なぜ同額なのか」と不満を口にし、「迷惑千万だ」と選挙戦への影響を懸念した。

 「裏公認」(立憲民主党の野田佳彦代表)との指摘に対し、石破茂首相は「候補ではなく党支部に支給した」と反論している。ただ、都内の別の選挙区から立候補した公認候補の秘書は「金額が同じでは『党勢拡大のため』といくら説明しても理解されないだろう」と話した。

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