高市氏、どうなる? “仲間”旧安倍派で落選続出 党内でどこまで“輪”広げられるか

2024年10月28日 04:31

社会

高市氏、どうなる? “仲間”旧安倍派で落選続出 党内でどこまで“輪”広げられるか
奈良2区で当選を決め、メディアのインタビューに答える自民党の高市前経済安保相 Photo By 共同
 奈良2区で当選した高市早苗前経済安全保障担当相は厳しい選挙結果の見通しを受け、党執行部に対し「徹底的に自民党を立て直していただきたい」と注文した。奈良県斑鳩町の選挙事務所で、記者団の取材に応じた。
 9月の総裁選の決選投票で首相に僅差で敗北したが「いつか日本の国家経営をやりたい気持ちは変わらない」と述べた。新党結成の可能性を問われると「そのようなことはない」と否定した。

 裏金候補が続々と落選した旧安倍派の議員に総裁選を支えられただけに今後はどうなるのか。選挙期間中、約120カ所に応援演説に訪れた。多くが旧安倍派の議員だった。党関係者によると「高市さんの携帯電話に応援依頼がどんどん届いて、調整が大変だったそう。ここまで人気があったか、とみんな驚いていた」という。

 仲間の議員は減ってしまったが、党関係者は「初の女性首相という期待はある」と高市氏本人の思いを実現させたい様子だ。人付き合いが苦手と言われる高市氏だが、選挙期間中、総裁選で支えてくれた候補の応援に入ったことで、恩はしっかりと返した。今後党内でどこまで“仲間の輪”を広げていけるかがカギになる。

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