甘利明元幹事長は立民新人に惨敗 政界引退の可能性も神奈川20区

2024年10月28日 04:30

社会

甘利明元幹事長は立民新人に惨敗 政界引退の可能性も神奈川20区
甘利明氏 Photo By スポニチ
 神奈川20区に出馬した自民前職の甘利明元幹事長(75)は、立民新人の大塚小百合氏(44)に惨敗した。
 前回は比例復活し議席を守ることができたが、75歳の甘利氏は比例代表重複立候補に党が定めた「73歳定年制」があるため、今回は重複立候補ができず。経済産業相や党選対委員長などを歴任した当選13回の重鎮がこのまま政界を去る可能性も浮上した。

 幹事長在任中だった21年の衆院選では旧神奈川13区で当時の立民新人に敗北。16年に週刊文春が金銭授受疑惑を報道し、そのダーティーな印象を払拭できなかった。その後、比例で復活当選したものの幹事長は辞任した。

 今回は新設された神奈川20区からの出馬となったが選挙戦では苦戦が続いた。演説を行っても集まる人はまばら。20日には小泉進次郎選対委員長が応援に駆けつけたが、聴衆は甘利氏そっちのけで小泉氏にスマホを向け続けるという皮肉な結果となった。永田町関係者は「今回の落選でこのまま政界を引退する可能性もあるかもしれません」と話している。

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