丸川珠代氏 大塚拓氏 夫妻で落選 「裏金候補」でそろって処分 小選挙区で公認されるも比例出馬できず

2024年10月28日 01:03

社会

丸川珠代氏 大塚拓氏 夫妻で落選 「裏金候補」でそろって処分 小選挙区で公認されるも比例出馬できず
結婚披露宴で結婚指輪を披露する大塚拓氏と丸川珠代氏。撮影・2008年6月16日 Photo By スポニチ
 第50回衆院選の投票が27日、行われ、即日開票された。自民党の派閥裏金事件をめぐり、「政治とカネ」が最大の争点となった今回の選挙。自民、公明両党の与党が定数465議席の過半数(233)を確保できない惨敗となった。
 小選挙区定数「10増10減」を踏まえた新たな区割りで行われた東京7区では、NHKが午後8時の時報と同時に、立憲民主党の元職、松尾明弘氏の当選確実を報じた。参院からの鞍替えを狙った自民党の新人、丸川珠代氏の落選が確実となった。

 また、丸川氏の夫で衆院前職の大塚拓氏も埼玉9区で落選確実となった。NHKが同区で立民新人の杉村慎治氏の当選確実を報じた。

 自民党派閥の政治資金パーティーをめぐる裏金事件で、丸川氏は政治資金収支報告書にパーティー券収入822万円の不記載が判明。党から処分を受け、今回の選挙で党から公認は得られたが、比例代表への重複立候補は認められなかった。大塚氏も不記載が判明じ、その額は994万円だった。丸川氏と同様に党から公認は得られたが、比例重複出馬はできなかった。

 大塚氏は党から戒告処分を受けた際「強い憤りを覚える」と発言し、有権者から「反省の色が見えない」との批判が上がっていた。大塚氏は過去の選挙で知名度の高い妻の応援が支持を広げていたが、丸川氏には今回「その余裕はなかった」(自民党関係者)。

 夫婦そろって議員バッジを失うことになった。

おすすめテーマ

社会の2024年10月28日のニュース

特集

社会のランキング

【楽天】オススメアイテム