公明・石井啓一代表が落選 苦い結果に 32議席維持どころか減らす見通しに

2024年10月28日 04:31

社会

公明・石井啓一代表が落選 苦い結果に 32議席維持どころか減らす見通しに
メディアのインタビューに答える公明党の石井代表 Photo By 共同
 埼玉14区に出馬した公明党の新代表・石井啓一氏(66)が、国民前職の鈴木義弘氏(61)との競り合いに敗れ、落選確実となった。9月28日に山口那津男氏からのバトンを受け取り代表に就任したが、苦い結果に終わった。
 小選挙区への立候補は初。「代表が重複をやると士気が下がる」と比例名簿には掲載せず、退路を断って選挙に臨んだ。だが地盤は弱く、党代表として全国を応援に回りつつも、地元での活動にも気が抜けない状況。自民が非公認とした西村康稔氏ら裏金候補を党として推薦したことも批判材料となった。

 公明党の党首の落選は、09年に太田昭宏氏が衆院選で落選して以来。当時、太田氏は辞任している。党全体でも改選前の32議席を減らす見通し。当初目標としていた小選挙区での候補者11人の全員当選も果たせなかった。

 この日ラジオ番組に出演した石井氏は責任の取り方を問われ「最終的な結果を見て判断したい」と語るにとどめた。

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