日本維新の会 目標及ばず…吉村知事の影響力に陰り 兵庫県知事パワハラ問題も打撃

2024年10月28日 04:31

社会

日本維新の会 目標及ばず…吉村知事の影響力に陰り 兵庫県知事パワハラ問題も打撃
当確者の名札をかける日本維新の会の馬場代表(右)と吉村共同代表 Photo By 共同
 ローカル政党からの脱却を見据えた日本維新の会は、野党第1党を目指したが、立憲民主党や国民民主党が議席を伸ばす中、目標に及ばない結果となった。
 東京1区では日本維新の会新人の音喜多駿政調会長(41)が敗北した。自民党派閥裏金事件を批判し、現役世代の手取り増を訴えたが及ばなかった。

 音喜多氏は東京都議を経て、2019年参院選東京選挙区で初当選。23年に衆院への鞍替えを表明した。ブログで積極的に情報発信をする「ブロガー議員」としても知られる。選挙戦終盤の25日、演説後に取り囲まれ暴行されたと訴えた。

 維新は昨年4月の統一地方選で「地方議員600人以上」を達成する全国的な躍進を遂げ、今回の衆院選で野党第1党を目指した。しかし、中心となって誘致を進めてきた2025年大阪・関西万博の建設費用問題や推薦していた兵庫県の斎藤元彦前知事のパワハラ疑惑を巡る告発文書問題での対応の遅れから支持が低下。同代表の吉村洋文大阪府知事の影響力も陰りを見せた。

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