「ルフィ」と名乗る男らが指示したとされる広域強盗事件のうち、東京都狛江市の住宅で2023年1月、住人の女性=当時(90)=が暴行を受け死亡した事件などの実行役として、強盗致死などの罪に問われた永田陸人被告(23)の裁判員裁判で、東京地裁立川支部は7日、求刑通り無期懲役の判決を言い渡した。
判決理由で菅原暁裁判長は「被告が実行役のリーダー格を務めた」とし、「被告は強盗現場で臨機応変に他の実行役を指揮していた。一連の事件で果たした役割は相当大きい」と指摘。
さらに狛江市の事件について「共犯者に女性をバールで殴打するよう指示した。拷問とも言うべき、執拗(しつよう)で極めて残忍なものだ」と述べた。