密売男性が出廷 覚醒剤ではなく「氷砂糖売った」 “紀州のドン・ファン”殺害事件公判 2024年11月08日 04:43 社会 2018年に「紀州のドン・ファン」と呼ばれた和歌山県田辺市の資産家、野崎幸助さん=当時(77)=に覚醒剤を摂取させ殺害したとして、殺人罪に問われた元妻、須藤早貴被告(28)の裁判員裁判が7日、和歌山地裁で開かれた。 薬物を密売していた男性が検察側証人として出廷し、被告に売ったのは覚醒剤ではなく氷砂糖だと証言した。 尋問で密売人の男性は18年4月7日に被告から電話で覚醒剤の注文を受けたが、当時は覚醒剤取引の人脈がなく、砕いた氷砂糖3グラムを用意したと説明。被告には田辺市に一緒に行った同僚の男性が渡したと話した。 同僚の男性は先月証人出廷し、被告に同市の暗い路地で4~5グラムの覚醒剤を10万~12万円で販売したと証言している。