最終戦に弾み!カーワンジャパン、100得点大勝 

2010年05月16日 06:00

ラグビー

最終戦に弾み!カーワンジャパン、100得点大勝 
<日本・カザフスタン>遠藤(左)ら選手をねぎらうカーワン・ヘッドコーチ
 ラグビーアジア5カ国対抗は15日、秩父宮ラグビー場で行われ、日本代表がカザフスタン代表に101―7と大勝し、3戦全勝の勝ち点18とし7大会連続7度目のW杯出場に王手をかけた。日本は前半2分にフッカー堀江翔太(24=三洋電機)の先制トライを皮切りに計15トライを奪って圧勝。22日の香港との最終戦(秩父宮)に向けて弾みをつけた。
 日本代表メンバーから今季初めて満足そうな笑みがこぼれた。08年5月のアラビアンガルフ戦(114―6)以来となる5度目の100得点奪取。出場停止のNo・8菊谷主将に代わりゲーム主将を務めたロック大野は「100点取ったことは大きく評価していい」と胸を張った。
 最近2戦の課題だった立ち上がりの悪さの克服がこの試合のテーマ。「初めから飛ばそうと思った」というフッカーの堀江が開始2分にラインアウトからモールで押し込むと勢いに乗り、前半だけで5トライを奪って33―7。後半はW杯をにらんでの予行演習となった。
 日本がW杯で掲げているのは「グラウンドを広く使って速くボールを動かす」ラグビーだ。後半は相手キックオフから素早くボールを展開し、ノーホイッスルトライが5本。17分にSOウェブからのキックパスでWTB長友がトライするなど、展開ラグビーでトライを重ねていった。
 ジョン・カーワン・ヘッドコーチは「ジャパンスタイルを出せた」と合格点を与えた。次戦はW杯出場権のかかった香港戦。指揮官は「相手は気にしていない。ジャパンのラグビーをするだけだ」と力強く話した。

おすすめテーマ

2010年05月16日のニュース

特集

スポーツのランキング

【楽天】オススメアイテム