逆転！横峯さくら　有言実行で今季初優勝

2010年05月16日 14:08

ゴルフ

逆転！横峯さくら　有言実行で今季初優勝 — 今季初優勝を飾り、応援団の前で万歳する横峯さくら

　フンドーキン・レディース最終日（１６日・福岡県福岡センチュリーＧＣ＝６５２０ヤード、パー７２）昨季賞金女王の横峯さくらが６８で回って前日の２位から逆転し、通算９アンダーの２０７で今季初優勝した。優勝賞金は１４４０万円。横峯のツアー優勝は昨季最終戦のＬＰＧＡツアーチャンピオンシップ・リコーカップ以来で通算１６勝目。１打差の２位は辛ヒョンジュ（韓国）。単独首位スタートの不動裕理は通算６アンダーで５位に終わった。

【最終Ｒ
】

　大会中の記者会見で何度も「優勝」という言葉を自ら口にし、珍しく強気な姿勢を貫いた横峯がその言葉通りの答えを出した。前日から四つスコアを伸ばして逆転優勝。「有言実行」と水を向けられ「うまくいきました。先週の２位から、すぐ結果が出てうれしい」と柔和な笑顔を浮かべた。
　４番（パー４）からの３連続バーディーで流れをつかんだ。４番は右に大きなバンカーが広がる右ドッグレッグのホールで過去２日続けてボギーを出した鬼門の場所だが、約６メートルに２オンしてバーディーパットを沈め、５、６番もスコアを伸ばした。勝負どころの１６番（パー５）でもこの日六つ目のバーディーを奪った。
　このコースで勝ったのは初めて。横峯は「苦手コースを攻略できた。ティーショットが安定し、右に行くことも減った」と収穫を口にした。
　賞金女王として迎えた初のシーズン。出場９試合目での初優勝には「もっと早く勝てれば」と不満そうだったが、これで賞金ランキングのトップに浮上した。「明確な目標を持つのが大事。ことしは（シーズン通して）最低３勝したい」と自信に満ちた表情で言った。