1回戦突破の山口茜 “風”感じた「縦も横もあった」
2014年09月24日 12:43
バドミントン
“韓国の風疑惑”が巻き起こったアジア大会のバドミントンは24日、桂陽体育館で行われ、女子シングルス1回戦で世界ジュニア選手権連覇中の世界ランク71位・山口茜(17=勝山高)が、同33位のマレーシア選手と対戦し、2―0で勝利した。
銅メダルを獲得した団体では出番のなかった山口は「ちょっと緊張したけど勝てて良かった」と安堵の表情。空調については「風が…。縦も横もあった」と話した。
21日の男子団体準々決勝の日韓戦では第1試合のシングルスで田児賢一(25=NTT東日本)が無風だった第1ゲームから一転、第2、3ゲームとコートチェンジしたにも関わらず、不可解な向かい風を受けたとされ、逆転負けを喫した。田児は「途中で風が変わるなんて、他の国じゃありえない」と言えば、日本代表の舛田コーチも「おかしい。普通じゃない」と話し、韓国に有利になるよう、場内の空調を意図的に操作した疑惑が持たれていた。山口は「第1ゲームが向かい風」と話し、「ずっと向かい風ではなかった?」という問いには「はい」と答えた。この日は有利不利はなかったようだ。
男子団体の後、日本チームは日本オリンピック委員会(JOC)に報告。23日には韓国紙の中央日報が、大会組織委員会幹部が風の操作を否定したと報道。組織委の調整官は空調に風量などを調節する機能がないと主張し、20日に電力使用量増加で停電が起き、21日は空調を1時間稼働させて30分間停止させることを繰り返していたという。調整官は「審判委員長も冷房を点検し、問題がないと確認した」と説明している。
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