稀勢の里 初優勝ならついてくる年間最多勝、日本出身18年ぶりなるか
2016年10月26日 09:30
相撲
その稀勢の里は秋巡業で精力的に稽古を続けている。10月5日の千葉県匝瑳市から土俵に上がり続け、同23日の松山市までの15会場で皆勤だった。24日の徳島では「疲れもあるので」と初めて休んだが、ここまでの仕上がりについては「いいと思います」と手応えをつかんでいる。
24日の徳島で年間最多勝について聞いてみると、意外な答えが返ってきた。「特に意識はしていない。というのも、1年の終わりが九州場所という気がしないんですよ。その後も(冬巡業と)続いていくので。3月(の春場所)にデビューしているから、そこがスタートという感じ」。確かに2月は巡業もなく、力士は他の偶数月より休みを取れる機会も多い。2月に仕切り直しして春場所へ――。稀勢の里はそんなふうに捉えている。
稀勢の里が最も意識しているのは、もちろん初優勝。今年は初場所で琴奨菊、秋場所では全勝で豪栄道が優勝を成し遂げているだけに、自身も賜杯を抱きたいという気持ちはさらに増しているはずだ。稀勢の里が初優勝を果たせば必然的に年間最多勝もついてくる。白鵬以前にも外国出身力士の受賞が続いているため、稀勢の里が初受賞すれば98年の3代目・若乃花以来、18年ぶりの日本出身力士の戴冠となる。
3場所続いた綱獲りは、秋場所で10勝に終わったため白紙となった。再び最高位を目指すためにも、意識していないという年間最多勝を手に入れることが必要になってくる。(佐藤 博之)
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