昨季王者・キャブス、白星発進 ジェームズ、開幕戦でトリプルダブル
2016年10月26日 12:03
バスケット
NBA開幕戦でのトリプルダブルは2006年のジェイソン・キッド(当時ネッツ=現バックス監督)以来、10年ぶり。ジェームズはヒート時代にチャンピオン・リング授与式を2回経験しているが、その日に行われた開幕戦はいずれも勝利を収めており、“指輪”を贈られた試合では3戦全勝となった。
ガードのカイリー・アービング(24歳)も第3Qの19得点を含めて29得点と奮闘。フォワードのケビン・ラブ(28歳)も23得点と12リバウンドを記録した。
ただしベンチから出たシューティングガードのイマン・シャンパート(26歳)が第3Q、ニックスのクリスタプス・ポルジンギス(21歳=2メートル21)と激突し、脳震とうのような症状を引き起こしてダウン。シャンパートはアービングがベンチにいる間はポイントガード(PG)役を務めていたが、その役目をその後、ジェームズが請け負う緊急事態となった。
キャバリアーズには実質的にPGは2人しかおらず、そのうちの1人で新人のケイ・フェルダー(21歳)も練習中に脳震とうを引き起こしたためにまだ出場できない状況。第2戦は敵地トロントでのラプターズ戦(28日)だが、選手のローテーションが少し難しくなってきそうだ。
敗れたニックスは前半こそくらいついたものの、後半は43―69。リオデジャネイロ五輪で自身3つ目の金メダルを獲得したカーメロ・アンソニー(32歳)は30分の出場で19得点に終わった。
ブルズから移籍のデリック・ローズ(28歳)は17得点。女性に対する暴行事件の被告として裁判に出廷した関係でプレシーズンゲームには1試合しか出場しておらず、チームメートとの連携はいまひとつだった。同じくブルズから移籍してきたセンターのジョアキム・ノア(31歳)と昨季グリズリーズとホーネッツでプレーしたコートニー・リー(31歳)はともに先発しながら無得点。先発5人が後半はまったく機能せず、総合力で上回るキャバリアーズをかき回すことができなかった。
<チーム成績>
▼フィールドゴール成功率=キ軍47・9%、ニ軍36・8%
▼3点シュート成功率=キ軍37・1%(35本中13本)、ニ軍33・3%(27本中9本)
▼フリースロー成功率=キ軍73・7%(19本中14本)、ニ軍75・0%(20本中15本)
▼リバウンド=キ軍51、ニ軍42
▼アシスト=キ軍31、ニ軍17
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