1位はあの歴史的並走 スポーツ部記者が選ぶ16年私的5大ニュース
2016年12月19日 09:43
五輪
(4)三宅の奇跡 リオデジャネイロ五輪重量挙げ女子48キロ級の三宅宏実も、満身創痍の状態でミラクルを起こした。春先に左膝を痛め、五輪が近づくにつれ腰痛の深刻度は増した。スナッチ81キロを後のない3回目に挙げ、ジャーク107キロに成功すると「やったぁ」とつぶやいた。「競技初日から、いいモノ見た」とボクは思った。
(3)愛ちゃん結婚 リオ五輪の卓球女子団体で銅メダルを獲得した福原愛が、交際していた江宏傑(台湾)と9月に結婚。福原が中学生の時から取材してきただけに、妹が結婚したような不思議な気持ちに。
(2)内村VSベルニャエフ リオ五輪の男子個人総合は体操史上に残る激闘に。5種目を終えて首位のベルニャエフ(ウクライナ)と内村の差は0・901点。最終種目の鉄棒、着地で一歩動いたベルニャエフを完璧な演技を披露した内村が逆転。4年前のロンドンで「内村航平であることを証明できた」と話したキングは、リオで「体操のおもしろさを証明できた」と話した。
(1)爆走した侍 リオ五輪の陸上男子400メートルリレーで日本が銀メダル。世界最速のボルト(ジャマイカ)とケンブリッジ飛鳥がアンカーで競り合う光景が忘れられない。レース後、メダリスト会見が終わったのは現地の深夜1時半。その後、徹夜で原稿を書いたことも忘れられない。
17年も心揺さぶるスポーツシーンとの遭遇に期待しよう。(杉本 亮輔)
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