キャバリアーズ3年連続ファイナル進出 ジェームズ、PO通算得点でジョーダン超え

2017年05月26日 13:51

バスケット

キャバリアーズ3年連続ファイナル進出 ジェームズ、PO通算得点でジョーダン超え
地区優勝トロフィーを前にして笑顔を見せるキャバリアーズの選手たち Photo By AP
 NBAは25日にボストンで東地区決勝の第5戦を行い、2位キャバリアーズが135―102(前半75―57)で地元の1位セルティクスを下して4勝1敗。レブロン・ジェームズ(32)が第3Qまでの出場で35得点、8リバウンド、8アシスト、3スティールをマークしてチームを引っ張り、3年連続のファイナル進出を決めた。連覇を狙うキャバリアーズは3年連続同一カードとなったファイナルで西地区覇者のウォリアーズと顔を合わせる。
 試合は敵地での一戦ながら序盤から一方的な展開。第1Qの43点はポストシーズンでのクオーター最多得点(チーム記録)で、第3Q終了時点で35点差をつけて早々と勝負を決めた。

 ジェームズは第3Q残り2分40秒に左45度から3点シュートを成功。プレーオフでの通算得点(212試合目)はこの時点で5989となり、マイケル・ジョーダン(元ブルズ)が保持していた歴代最多得点記録(5987=179試合)を19年ぶりに更新した。この日の試合を終えた段階では通算5995得点。ファイナル初戦で前人未踏の6000得点を達成するのはほぼ確実となった。

 キャバリアーズは勝てばシリーズ制覇が決まる一戦では通算13連勝でこれもリーグ新記録。ジェームズがヒートから復帰してからの3シーズン、ポストシーズンでの成績は36勝5敗となり、87・8%という高い勝率を残している。

 第5戦ではジェームズ以外の選手も奮闘。ケビン・ラブ(28)は腰痛を抱えながらも15得点、11リバウンド、4スティールを稼ぎ、第4戦で左足首を捻挫したカイリー・アービング(25)も24得点と7アシストをマーク。チームの3点シュートは41本中19本を成功させ、ペイント内での得点でも50―38と上まわってアウトサイドとインサイドの両方でセルティクスを圧倒した。

 大黒柱のアイゼイア・トーマス(28)を股関節の故障で第3戦から欠いているセルティクスは序盤から苦闘。エイブリー・ブラドリー(26歳)がチーム最多の23得点を挙げたものの、キャバリアーズの勢いを阻止することはできなかった。

 唯一の救いはネッツとのトレードが功を奏して今季のドラフト全体トップ指名権を確保したこと。全米大学バスケ界で屈指のガードという評価を受けているマーケル・フルツ(18歳=ワシントン大)の指名が有力視されており、オフの戦力補強はスムーズに進みそうだ。

 なおこの日、アリーナに姿を見せたトーマスは股関節の手術も選択肢に置いて複数の医師の診断を仰いでいるところ。手術を受けた場合、来季の開幕登録は見送られる可能性が出てきている。

 <ファイナル日程>

 ▼第1戦=6月1日(オークランド)

 ▼第2戦=6月4日(オークランド)

 ▼第3戦=6月7日(クリーブランド)

 ▼第4戦=6月9日(クリーブランド)

 ▼第5戦=6月12日(オークランド)

 ▼第6戦=6月15日(クリーブランド)

 ▼第7戦=6月18日(オークランド)

 *日付は米国時間。

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