スノボ平野ライバルに差をつける6発ルーティンも 「勝つっていうより勝ち続けないといけない」

2018年02月11日 14:47

スノーボード

スノボ平野ライバルに差をつける6発ルーティンも 「勝つっていうより勝ち続けないといけない」
<平昌冬季五輪・スノーボード男子ハーフパイプ公式練習>本番の舞台のエアーを決める平野歩夢 Photo By スポニチ
 スノーボード・ハーフパイプ男子の平野歩夢(19=木下グループ)が11日、3日間の公式練習を終えた。13日の予選、14日の決勝に向けて「基本的な部分はだいたい合わせられた」と語った。
 今大会はボトムが少し荒れ気味で、パイプの幅も若干狭い印象があるという。「勝手にスピードが出る形ではないので、自分でスピードをつけないといけない」。この日のように強風が吹けば、さらにコンディションは難しくなりそうだ。

 全長が通常よりも長いため、予選では難易度を下げての6発のルーティンを予定している。4回転の連続技にも挑む決勝は「難易度が上がると飛距離も出る。滑ってみて飛べそうだったら6発飛びたい。飛べなさそうなら5発」と明かした。超高難度ルーティンをこなして優勝した先月のXゲームが5発。今回は最後に「フロントサイドダブルコーク1080」と追加する可能性があるという。

 日本代表コーチ陣は、ライバルとなるショーン・ホワイト(米国)、スコット・ジェームズ(オーストラリア)ともに5発のルーティンとみている。ボトムランに定評のある平野だけに、高さを落とすことなくライバルより多くの技を繰り出せれば、2人に対してアドバンテージを握ることができる。

 「日本人でコンテストライダーとしてずっと頂点に居続けることを成し遂げている人はなかなかいない。そこに自分の可能性もある。勝つっていうか、勝ち続けなきゃいけない」。唯一無二の存在を目指して、平野は金メダルだけを見据えている。

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