大坂 敗戦も日本14年以来の2部昇格

2018年04月23日 05:30

テニス

 【女子テニス国別対抗戦フェド杯ワールドグループ2部入れ替え戦最終日   日本―英国 ( 2018年4月22日    兵庫・ブルボンビーンズドーム )】 シングルス2試合とダブルス1試合が行われ、日本が通算3勝2敗で14年以来の2部昇格を決めた。第3試合で世界ランク22位の大坂なおみ(20=日清食品)が、同23位のジョアンナ・コンタ(26)とのエース対決に敗れたが、第4試合でチーム最年長の奈良くるみ(26=安藤証券)が快勝。第5試合のダブルスで加藤未唯(23=ザイマックス)二宮真琴(23=橋本総業)組も続いて勝利した。
 最後の勝利を決めた加藤と二宮を中心に歓喜の輪が広がった。2日連続札止めの大声援にも背中を押され、5年ぶりのワールドグループ復帰。土橋登志久監督は「全員が持ち場で頑張ってくれた」と選手とファンに感謝した。

 初日を1勝1敗で終え、第3試合のエース対決では大坂がストレートで敗れた。あとがない状況となって踏ん張ったのはチーム最年長の奈良だ。「凄く緊張した中でも気持ちを強く保てた」と第1セットのタイブレークでは3―6と追い込まれてから挽回。一進一退の攻防をストレートで勝ち切った。

 そんな奈良の姿に、後続の二宮も「タイブレークは感動してウルッとした」と勝利への思いを一層強くした。「緊張しないタイプ」という加藤は、勝敗の懸かったダブルスでも普段通りの笑顔で勝負強さを発揮。大坂という大黒柱を軸に歯車がかみ合い、4人が1勝ずつ挙げて貢献。今後はさらに1部昇格、そして頂点を目指し、土橋監督は「2024年までにはチャンピオンになりたい」と大きな夢を描いた。

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