キャバリアーズが敵地で雪辱して2勝2敗 ジェームズは通算100回目の30得点突破

2018年04月23日 13:03

バスケット

キャバリアーズが敵地で雪辱して2勝2敗 ジェームズは通算100回目の30得点突破
ゴール下に潜り込むジェームズ(AP) Photo By AP
 NBA東地区全体4位のキャバリアーズは敵地インディアナポリスで5位ペイサーズを104−100(前半60―50)で退けて2勝2敗。20日の第3戦では前半で17点のリードを奪いながら逆転負けを喫したが、第4戦では土壇場で流れをつかんで1回戦のホーム・アドバンテージを取り戻した。
 レブロン・ジェームズ(33)は46分間にわたってコートに立ち続け、第4Qはポイントガードとしてフル出場。ランス・スティーブンソン(27)の執ようなマークにしびれを切らしてテクニカル・ファウルを宣告される場面もあったが、第4Qの8得点を含めて32得点、13リバウンド、7アシスト、2ブロックショットをマークした。

 ジェームズのプレーオフでの30得点以上は通算100回目。マイケル・ジョーダン(元ブルズ)のリーグ記録(108回)にあと「8」と迫り、1回戦を勝ち抜けば今季中に“神の領域”を超える可能性が出てきている。

 キャバリアーズは第3Qでは20―28とリズムを失うなど、第3戦同様に後半は苦戦。第4Qの5分48秒には3点を追う展開となった。しかし第3戦で3点シュートを3本すべて外して無得点に終わっていたカイル・コーバー(37)がここから2本の“長距離砲”をサク裂。99―95と4点をリードして迎えた残り1分52秒にはジェームズがドライブインからレイアップを決めてペイサーズを振り切った。コーバーは先発して26分出場し、3点シュートを9本中4本決めて18得点。先発ガードのジョージ・ヒル(31)が腰痛で欠場する中、ジェームズに続くセカンド・スコアラーとしての役割をきっちりとこなした。

 ジェームズは「少し落ち着きを失ったが、みんな試合で必要なことはやったと思う」と反省材料を挙げながらも納得の表情。接戦を制したことで、地元クリーブランドで行われる第5戦(25日)には余裕を持って臨めそうだ。

 ペイサーズはベンチから出たセンター、ドマンタス・サボニス(21)がチーム最多の19得点をマーク。ともに17得点のビクター・オラディーポ(25)とマイルズ・ターナー(22)の米国代表候補コンビを含めて先発5人全員が2ケタ得点を記録したが追撃およばず惜敗。4年ぶりのシリーズ突破に向けて王手をかけることはできなかった。

 オラディーポは41分出場したが、フィールドゴール(FG)の成功は20本中5本に終わっており、徹底したハード・チェックをかけてきているキャバリアーズのディフェンスをどう振り切るのかが第5戦以降の課題となった。

 <チーム記録>

 ▼FG成功率=キャバリアーズ(44・9%)、ペイサーズ(43・0%)

 ▼3点シュート成功率=キャバリアーズ(35・3%)、ペイサーズ(36・4%)

 ▼FT成功率=キャバリアーズ(84・6%)、ペイサーズ(61・5%)

 ▼リバウンド=キャバリアーズ(44)、ペイサーズ(48)

 ▼アシスト=キャバリアーズ(17)、ペイサーズ(25)

 ▼ターンオーバー=キャバリアーズ(10)、ペイサーズ(9)

 ▼速攻ポイント=キャバリアーズ(17)、ペイサーズ(7)

 ▼ペイント内ポイント=キャバリアーズ(40)、ペイサーズ(48)

 ◆ベンチスコア=キャバリアーズ(32)、ペイサーズ(33)

 <個人記録>

 ▼チーム最多得点=ジェームズ(キャバリアーズ=32)、サボニス(ペイサーズ=19)

 ▼チーム最多リバウンド=ジェームズ(キャバリアーズ=13)、ヤング(ペイサーズ=16)

 ▼チーム最多アシスト=ジェームズ(キャバリアーズ=7)、コリソン(ペイサーズ=8)

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