美誠 銀メダルに悔しさと自信、五輪へ「絶対に中国を倒す」
2018年05月07日 05:30
卓球
日本勢と、この日の中国との対戦成績は劉詩ブン1勝38敗、丁寧3勝51敗、朱雨玲2勝50敗。天敵の劉詩ブンを、伊藤がフルゲームで撃破した。最終第5ゲーム、1―5から劉詩ブンがチャンスボールをスマッシュしたが、奇跡的な反応でポイントを奪った。「あの1本がなかったら、ほぼほぼ負けていた」。8―10とマッチポイントを握られても追い上げた。11―10と逆転すると笑みを浮かべ、一気に仕留めた。
ラケットを忘れた海外遠征で、「誰かのを使えばいいや」と開き直り、コーチから借りて優勝したことがある。試合中に新たなプレーをひらめき、そのまま勝つ。卓球センスの塊だが、昨年はフットワーク強化などの練習に励んだ。天才が地味な汗を流し、今年1月の全日本選手権ではシングルス、ダブルス、混合ダブルスの3冠。今大会も日本勢で唯一負けなしの8戦全勝と存在感を示した。
中国選手への思いも、キャリアを重ねるごとに変化してきた。「前は負けてもしょうがないって気持ちがあったけど今は負けたらめちゃくちゃ悔しい。絶対に勝ちにいくという気持ちで臨んだら、成功した。また勝てるようにしていきたい」。確かな技術と燃える心で、20年東京五輪でのリベンジを実現する。
≪ポイントで代表決定≫東京五輪のシングルス代表は、20年1月の世界ランク上位2人となる見通し。同年1月のランクは19年1月からの国際大会の成績で決まるが、世界選手権の成績は2年有効となるため、今大会の結果も影響してくる。伊藤は8勝で2000点を獲得し、ワールドツアー「レギュラー」の優勝1800点を超えるポイントを稼いだ。石川は7勝で1750点、平野は6勝で1500点。世界ランクは成績上位の年間8大会のポイント合計で決まる。
おすすめテーマ
2018年05月07日のニュース
特集
スポーツのランキング
-
遠藤 鶴竜に全敗も随所に持ち味「しっかり当たることだけ考えた」
-
ロケッツが西地区決勝進出に王手 ポールが33歳の誕生日に大活躍
-
高安に不安…今度は左腕痛め稽古切り上げ 親方「音がしたと」
-
稀勢の里 風邪明けで嘉風に9戦全勝!それでも周囲は不安「今のままじゃ厳しい」
-
上原は3アンダーで23位
-
まっちーの背中は美しいPart2 町田樹という名のボレロ
-
ジェーソン・デーが通算12勝目 ウッズはパットが決まらず55位タイ
-
働きすぎ? でもこれがスターの底力 ジェームズに見るNBAトップ選手のずば抜けたスタミナ
-
【松下浩二の目】“若く未完成”の日本女子、打倒中国へ経験積めば可能性十分
-
ウォリアーズが敵地でペリカンズに快勝 4年連続の地区決勝進出に王手
-
美誠 銀メダルに悔しさと自信、五輪へ「絶対に中国を倒す」
-
佳純 チームワーク&高い意識「中国との距離は縮まっている」
-
美宇 2試合奮闘も完敗「もっと頑張らないと、練習しないと」
-
愛 猛チャージ2位、一時首位 悔しさのぞかせ「勝てる試合」
-
申ジエ 逆転今季初V、17番圧巻イーグル「ベテランの意地」
-
今平がリベンジV、昨年プレーオフ敗退雪辱 大会ラスト飾った
-
小平 イーグルで締めた、米出発前に「いいところ見せられた」
-
競泳の北島氏 アマの部優勝、表彰式で「チョー気持ちいい」
-
松山 76位で最終R進めず、ショットは収穫 次戦へ切り替え
-
彩子 第1R終え37位、36ホール短縮の米女子テキサスC
-
美帆「何となく」髪20センチバッサリ 道民栄誉賞授与式
-
男子リレー リオ五輪メンバー再集結、ベストメンバーで挑む!
-
池田 男子20キロ優勝、団体戦もV 女子10キロは藤井3位
-
ダニエル太郎ツアー初V!イスタンブールOP 日本男子4人目
-
大坂 拙攻の連続…チャンス生かせず、初戦でストレート負け
-
稀勢の里 夏場所へ“向かい風邪” 影響懸念、不安増す状況
-
高安 25番13勝も状態「まだまだ」7日から連合稽古へ集中
-
ラグビーW杯日本大会まで500日 イベントで五郎丸がエール
-
ラグビー関東学生代表、黒星も後半互角「勝負どころ読めれば」
-
司令塔・富樫 躍動15得点!千葉快勝、琉球撃破で2連勝締め