全敗サンウルブズよりも代表優先 ラグビーW杯開幕あと500日

2018年05月07日 19:43

ラグビー

全敗サンウルブズよりも代表優先 ラグビーW杯開幕あと500日
練習前にミーティングするサウルブズフィフティーン Photo By スポニチ
 代表ファーストで3戦全勝を目指す。あす8日にラグビーワールドカップ(W杯)日本大会開幕(9月20日)まで500日になるのを前に、日本代表とスーパーラグビー(SR)サンウルブズの指揮を執るジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(HC、48)が7日、東京都内で取材に応じた。世界ランキング11位の日本代表は、6月9、16日に同14位のイタリアと、23日に同12位のジョージアと日本国内で対戦。意気込みを問われた指揮官は「テストマッチは勝利が全て。(SRでの)4カ月間の経験を日本のジャージーを着て発揮したい」と語った。
 SR参入3季目を迎えたサンウルブズは、開幕から9戦全敗と結果が付いてこない。12日の今季国内最終戦となるレッズ戦(秩父宮)を前に危機的状況にあるが、「狙いは日本人選手にトップレベルのゲームを経験させることでもある。苦戦はしているが、(選手強化は)W杯に向けての一つの大義」と重要性を強調。その結果を6月に示す考えだ。

 そのためにもサンウルブズの今後4連戦では「代表ファースト」態勢をとる。レッズ戦後は19日に香港でストーマーズ戦、25日にメルボルンでレベルズ戦、イタリア戦6日前の6月3日にはキャンベラでブランビーズ戦を控えるが、6月に招集予定の選手は、香港でのストーマーズ戦後に帰国させ、休養をはさんで27日からの宮崎合宿でテストマッチに備えさせる方針だ。ジョセフHCも「(香港から)日本に戻って、6月に向けてのプランニングをする」とし、自ら合宿の陣頭指揮を執る考え。オーストラリアでの残り2試合は、トニー・ブラウン・コーチが指揮を代行する。

 今月中旬に発表される代表スコッドには、30〜32人が選出される見込み。ジョセフ体制の真価の問われる6月決戦へ、全ての力を代表に結集する。

おすすめテーマ

2018年05月07日のニュース

特集

スポーツのランキング

【楽天】オススメアイテム