【松岡修造の目】もったいない…「ふわふわ」していた錦織 調子の良さが裏目に
2018年06月04日 10:10
テニス
3回戦のプレーが素晴らしかったので、おそらく圭は同じように「打てば入る」という“ゾーン”の感覚でプレーしようとした。本当に調子が良くて、感覚も戻ってきたからこそ、ドンドンいこうと。相手の弾むボールも一生懸命打ち返そうとするのでなく、タイミングで返そうとした。
ただし、それにしては全然足が動いていなかった。ティエムの球は激しく弾む。それを手だけで合わせて返そうとすればするほど、どんどんおかしくなる。ストロークのタイミングは全て早くなり、打点が前にズレていた。普通は押されると後ろになるが、そうじゃない。だから圭に押し込まれている感覚はない。だが前にズレた分だけ球は軽く、コースは内側に入って甘くなった。バックのストレートを何度も打つけど、内側に入ってくればティエムのフォアの格好の餌食。最悪のパターンだった。
前向きに捉えるなら、それだけ圭が戻ってきたということでもある。4大大会優勝のチャンスだという思いがなかったはずがない。ハングリーで自分への期待感を高めていた。その分だけショックな敗戦だった。(スポーツキャスター)
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