有村1差 今季ベスト65!藍先輩の冠大会「いい姿見せたい」

2018年06月08日 05:30

ゴルフ

有村1差 今季ベスト65!藍先輩の冠大会「いい姿見せたい」
宮里藍サントリー・レディース第1日 18番、セカンドショットを放つ有村(撮影・井垣 忠夫) Photo By スポニチ
 【女子ゴルフツアー 宮里藍サントリー・レディース第1日 ( 2018年6月7日    兵庫県 六甲国際GC=6525ヤード、パー72 )】 大会アンバサダー宮里藍さん(32)の東北高の2年後輩・有村智恵(30=日本HP)が今季の自己ベスト65をマークし2週連続優勝を狙う大山志保(41=大和ハウス工業)とともに首位に1打差の2位と絶好のスタートを切った。勝みなみ(19=明治安田生命)ら4人が首位に2打差の4位。韓国のジョン・ジェウン(29)が8アンダーで首位に立った。
 東北高に入学した15年前から素顔の宮里さんを間近で見つめ、その背中を追いかけてきた。偉大な先輩の名前を冠した最初の大会。有村の心に火が付かないはずがない。

 「藍さんにいい姿を見せられたらと思ってます」。宮里さんの引退試合となった昨年は予選落ち。最後の勇姿はテレビ画面越しで見た。2年越しの恩返し。この日は2番でグリーン奥から7ヤードのチップインバーディーを奪うなど小技が光り、4連続を含む8バーディーを量産した。

 プロ4年目の09年にツアー5勝を挙げて大ブレーク。通算勝ち星を13にまで伸ばし、宮里さんの後継者として13年から米ツアーに挑戦した。しかし、本場での3年間は5位が最高。この間の有村を支えたのは宮里さんの存在だった。「本当に努力の人。アメリカに行って何十倍も凄いと思いました」。日本復帰後も不振は続いたが、今度は自分が、という思いで再び予選会からはい上がってきた。加えて先週は41歳の大山、4週前には50歳の谷口徹が日本プロで復活優勝を遂げた。ともに有村と同じヤマハの契約プロ。年間10勝を目指す同社の「ウイニング10プロジェクト」に参加する11人のツアーメンバー中、男女各最年長の2人の快挙は有村には大きな刺激となっている。その谷口もこの日、激励に訪れた。12年日本女子プロ以来、遠ざかっている優勝へ発奮材料は十分だ。

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