中田ジャパン6位終戦も光明、前回女王米国から意地の1セット

2018年10月20日 05:30

バレーボール

中田ジャパン6位終戦も光明、前回女王米国から意地の1セット
バレー女子世界選手権5位決定戦 米国に敗れ、肩を落とす古賀(右端)ら日本 Photo By 共同
 【バレーボール 女子世界選手権第14日 ( 2018年10月19日    横浜アリーナ )】 世界ランク6位の日本は5位決定戦で同2位米国に1―3で敗れ、6位で大会を終えた。第1セットを23―25で競り負けると、続く第2セットは連続サービスエースでの失点なども絡み16―25と一方的に押し込まれた。第3セットは25―23で奪い返したが、第4セットは6連続失点など粘りきれずに23―25で落とした。
 是が非でも今季最終戦を勝利で飾りたかった火の鳥ニッポン。前回女王「USA」が刻む軽快なリズムにのみ込まれたが、意地で奪った1セットに中田監督は「アジア大会で負け、そこからよく持ち直した」と選手の成長を実感していた。

 世界2位の強国に真っ向からぶつかっていった。今年のネーションズリーグ終了後に肩の使い方を改善して強化してきた古賀は、スパイクでチーム最多タイの14得点にも「少しずつの差を2年で詰めないといけない」と悔しさをにじませた。

 今季は古賀と黒後の若手両エース育成を強化の軸として掲げていただけに、大会を通じて若手が経験を積めたことは収穫といえる。古賀は「苦しいトスでもみんながつないでくれたので、しっかり決めようと思っていた」と大黒柱の自覚を口にするようになった。

 16年10月に就任した中田監督は、伝説に残るチームの“光となる大会”にしたいと世界選手権に臨んでいた。「その光は少しは見つかったかな」というが、それを3季目で証明するしかない。

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