今平、逆転で今季初V 婚約者・菜々恵さん「めっちゃ格好いい」

2018年10月22日 05:30

ゴルフ

今平、逆転で今季初V 婚約者・菜々恵さん「めっちゃ格好いい」
優勝した今平周吾(左)は婚約者の若松菜々惠さんと共にトロフィーをかかげる(撮影・西川祐介) Photo By スポニチ
 【男子ゴルフツアー ブリヂストン・オープン最終日 ( 2018年10月21日    千葉県 袖ケ浦CC袖ケ浦C=7119ヤード、パー71 )】 最終組の今平周吾(26=フリー)と川村昌弘(25=アンテナ)が終盤にデッドヒートを展開し、16番から3連続バーディーを奪った今平が66で逆転し、通算16アンダー、268で昨年5月の関西オープン以来となるツアー2勝目を挙げた。初の賞金王に向けて獲得賞金も1億円を突破。石川遼(27=CASIO)は69にとどまり、5打差の4位に終わった。
 「優勝できない賞金王」とは呼ばれたくない。今平の執念が込められた残り3ホールだった。15番で左の林に入れたピンチをパーでしのいで迎えた16番。2メートルに寄せてバーディーを奪い首位の川村に1打差と迫ると、17番で2メートルのバーディーパットを決め、ボギーの川村と入れ替わった。最終18番も先に優勝のバーディーパットを沈めた。「終盤のパットは、外したら後がないと思って打ちました」。今平には珍しいガッツポーズでギャラリーの声援に応えた。

 1打差を追って出たが、前半はショットが乱れ、ショートパットを外し、2つ目のボギーを叩いた7番で4打差のリードを許す。マッチプレーの準優勝を含め今季2位が3回、3位も3回とあって、「今週もダメかな」との思いも一瞬かすめた。だが、9番のバーディーで「後半行けるかな」と気持ちを切り替えた。賞金レースで首位を走っているとはいえ、勝てない間はスイングも迷い、今大会前の練習日には賞金王12回のジャンボ尾崎の練習ラウンドに割り込み、アプローチのアドバイスも受けた。「優勝しないと賞金王にはなれない」とハッパをかけられたという。

 4日間、今平を見守ったのが5月に婚約した若松菜々恵さん(22)だ。初優勝した昨年の関西オープンではキャディーを務めていた、まさに勝利の女神で「最後までハラハラ、ドキドキ、めっちゃ格好いい」とほれ直した様子だった。

 待ちに待った今季初勝利で獲得賞金も2位稲森との差を約3300万円に広げる約1億970万円に。残り6試合。「高額大会が続くので、あと1勝できればつながります」と初のキングへひた走る。

《川村まさかの逆転負け》 一時2位に4打差をつけながら川村がまさかの逆転負け。今平に猛追を許し、「相手が素晴らしかった」と脱帽した。1打リードしていた17番パー3で、今平がバーディー、自身はボギーで首位陥落。勝負どころでスコアを落とし、「アプローチでボギー打ったのが(17番が)初めて。それがもったいない」と悔やんだ。前半32で回りながら、勝負のバックナインで勢いが止まり、「良くも悪くも、最後まで分からないのがゴルフ」とため息をついた。

 《遼、今季4度目トップ10》 首位と3打差で出た石川は69で回り5打差の4位。今季4度目のトップ10入りを果たし、「これから楽しみになってきた。(先週の)日本オープンを含めて、4日間いい内容は久しぶり。こういう感覚に慣れていかないと」と手応えを口にした。終盤で風のジャッジに苦しみながらも得意の小技でしのぎ4日間連続60台をマーク。「非常にうれしい」と笑顔を見せ、終盤戦に向けて自信を深めた。

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