貴景勝 昇進を懸ける春場所へ稽古再開「大関になる」と宣言!

2019年02月06日 12:30

相撲

貴景勝 昇進を懸ける春場所へ稽古再開「大関になる」と宣言!
朝稽古で汗を流す貴景勝(撮影・郡司 修) Photo By スポニチ
 大相撲の関脇・貴景勝(22=千賀ノ浦部屋)が6日、東京都台東区の同部屋で稽古を再開した。大関獲りとなる春場所(3月10日初日、エディオンアリーナ大阪)へ「やりがい、頑張りがいがある。スイッチが入った」と気合をみなぎらせた。
 22歳の若武者が“本気モード”になった。初場所は11勝を挙げ、大関昇進の目安となる「三役で直近3場所合計33勝」に到達。ところが、千秋楽の大関・豪栄道戦で黒星を喫して見送りになった。そして、阿武松審判部長(元関脇・益荒雄)が「次が明確な大関獲りになる」と明言。ついに照準は定まった。

 昨年九州場所で13勝、初場所11勝を挙げており、春場所は二桁勝利で当確ラインに届きそうだ。はっきりとした目標を前に、自ら「大関になる」と宣言。気合十分だ。「今まで(目標が)大関とは(自分の口から)具体的に言わなかったけれど、この場所で決まるから、自分でも発破をかける」と自らに言い聞かせ、「プレッシャー強いほど、いいタイプ」と自信を漂わせた。

 初場所千秋楽で右足裏を痛めた。直後は足を引きずりながら歩行していたが、この日の稽古は基本動作をこなすなど回復傾向にある。一大勝負となる土俵へモチベーションも高まる中、「いつもに増して基礎をやらないといけない。あの時こういうことをしておけばよかったと思わないようにしたい」と準備期間を見据えた。

 春場所の舞台は人生の分岐点となった思い出深い場所でもある。全国2位にもなった極真空手をやめると決意した場所であり、新十両を決めた場所。さらに、初めてケガで休場し「どん底を味わった」という忘れられない場所でもある。今度は大関昇進を懸ける舞台となり、これまでの力士人生の中で最も気合が入る。「いい転機になれる場所にしたい。自分次第。力を出し切り、気持ちで負けないこと」と力強かった。

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