金谷 初出場マスターズで松山の道!東北福祉大の後輩「ローアマ獲る」

2019年04月04日 05:30

ゴルフ

金谷 初出場マスターズで松山の道!東北福祉大の後輩「ローアマ獲る」
東北福祉大で会見し、マスターズへの抱負を語る金谷拓実 Photo By スポニチ
 11日に開幕するゴルフの祭典、マスターズ(米ジョージア州・オーガスタ・ナショナルGC)に初出場する東北福祉大3年の金谷拓実(20)が3日、仙台市の同校で会見した。日本のアマチュアとしては、2011、12年大会に出た大学の先輩、松山英樹以来の出場。将来を嘱望される20歳は、11年大会で日本人初のローアマに輝くなど世界へ雄飛した先輩の再現をもくろむ。
 母校の入学式が行われた「節目の日」に、ゴルフ界最高の舞台への思いを熱く語った。会見に臨んだ金谷は、終始緊張した表情で「ここまで準備したことを発揮したい。アマチュアで出られることも少ないので、予選通過を目指して、松山さんのようにローアマを獲りたい」と抱負を述べた。

 昨年10月のアジア・パシフィック・アマチュア選手権で松山以来となる日本人制覇を果たし、出場切符を獲得した。3月のオーストラリア合宿などで調整。ロングアイアンの精度などを重点的に強化した。4日に渡米し、到着翌日の5日に早速、松山と練習ラウンドを行う。

 先輩から「1Wの飛距離をアップしないと厳しい」とアドバイスされ、冬場は週4日間の筋力トレーニングや重さの違う数種類のクラブを振った。昨季約280ヤードだった平均飛距離は「10ヤードぐらいは伸びた。試合でそれを実感できたらいい」と明るい表情で話した。

 米ツアー初挑戦となった1月のソニー・オープンでは予選落ち。厳しい戦いは待っているが、ゴルフ部の阿部靖彦監督は「松山も練習では80を切れなかったが、本番では結果を出した。それが松山だった。そう簡単にはいかないだろうが、何かをつかんで帰ってきてほしい」と期待する。東日本大震災直後の11年4月。初出場の松山(当時大学2年)は日本人初のローアマに輝き地元を勇気づけた。その姿に憧れる20歳は「自分の出身地(広島県呉市)の近くも昨年、豪雨災害に遭った。ベストを尽くして、いいニュースを届けたい」と目を輝かせた。

 ▽マスターズのアマチュア出場 出場資格は、前年の全米アマ選手権の上位2人、全英アマ選手権の優勝者、同じくアジア・パシフィック・アマ選手権の優勝者、全英ミッドアマ選手権の優勝者、当該年度のラテンアマ選手権の優勝者に与えられる。近年、マスターズ委員会はアマチュアにも門戸を開放し、世界から幅広く参加。日本のアマチュア出場は11年の松山英樹が第1号だった。ローアマは11年の松山のほかに、91年にフィル・ミケルソン、95年にタイガー・ウッズらが獲得している。

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