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上原 女子5000失速12位「ズルっと行くクセが…」MGCへQちゃんと“金トレ”だ

2019年07月01日 05:35

陸上

上原 女子5000失速12位「ズルっと行くクセが…」MGCへQちゃんと“金トレ”だ
<日本陸上競技選手権大会>女子5000メートル決勝、力走する上原美幸=右(撮影・岡田 丈靖) Photo By スポニチ
 【陸上日本選手権最終日   女子5000メートル ( 2019年6月30日    福岡・博多の森陸上競技場 )】 悪い癖が出た。
 女子5000メートルで12位に沈んだ上原美幸(23=第一生命)は悔やんだ。「きょうの朝は調子がいいと思ったけど、ズルっと行ってしまうクセが付いていて。応援してくれた人に申し訳ない」。マラソンにつながるスピードを磨くべく、15分30秒を目指して最初はペースを守っていたが、徐々に脚色が鈍り、踏ん張りもあまり効かずに16分2秒91でゴールした。15分21秒40の自己記録を持つスピードランナーは、ショックを隠せなかった。

 9月15日の東京五輪代表選考レース「MGC」の調整レースとして、7月7日の函館ハーフマラソンにも出場する。その後、12日から1カ月以上、高地合宿先で米国ボルダーを訪れる。

 失意のレース後、シドニー五輪金メダリストの高橋尚子さんからうれしい言葉をもらった。ボルダーを訪れる国民栄誉賞ランナーから、「現地で一緒にジョギングをしよう」と誘われた。“金トレ”は何よりの励み。MGCでは「相当強い選手がいる。そこに食らいつきたい。きょうみたいにズルっと行かず、ラストは気持ち」という言葉を実現させる。

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