フェデラー、世界トップの心得告白「大いなる献身と犠牲必要」

2019年07月09日 05:30

テニス

 【テニス ウィンブルドン選手権第7日 ( 2019年7月8日    英ロンドン・オールイングランド・クラブ )】 男子シングルスで4大大会通算350勝を達成したロジャー・フェデラー(37=スイス)が、今なお、世界トップを走り続ける秘けつを明かした。大坂なおみ(21=日清食品)ら今大会で早々に姿を消した実力者には“助言”ともなった。競技が再開した8日は男女シングルス4回戦などが行われた。
 世界のトップに君臨し続けるには何が必要か。4大大会350勝を達成したフェデラーは言った。「大いなる献身と犠牲が必要になる」――。男子の上位シードが次々に姿を消す今大会。女子でも世界ランク2位の大坂も初戦で姿を消し、会見を途中で切り上げるほど悔しい思いをした。「コート上で急にパニックになることもある」と理解を示す一方で、「年を重ねることで緊張が和らぐのか分からない」と緊張することと経験の有無は関係ないと強調。日頃からテニスに向き合う真摯(しんし)な姿勢が、輝き続けられる秘けつだった。

 ウィンブルドン8度優勝のフェデラーだが、若かりし頃は「99、00年、02年と1回戦で敗れたよ」と笑う。「休日の過ごし方が賢くなった。できる限り回復に努めている」。レジェンドの姿勢が、大坂の再浮上のヒントになりそうだ。

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