素根輝 個人戦初出場での金に涙 応援には戦友・阿部詩の姿も

2019年08月31日 22:49

柔道

素根輝 個人戦初出場での金に涙 応援には戦友・阿部詩の姿も
<世界柔道選手権>女子78キロ超級で金メダルを獲得した素根は感極まった表情を見せる(撮影・篠原岳夫) Photo By スポニチ
 【柔道世界選手権第7日 ( 2019年8月31日    東京・日本武道館 )】 女子78キロ超級に出場した素根輝(19=環太平洋大)が、個人戦初出場で金メダルを獲得した。決勝では12年ロンドン五輪金メダルの“レジェンド”、オルティス(キューバ)と対戦。延長の末、指導3による反則勝ちで、栄冠を手にした。
 畳の上で思わず涙ぐんだ素根は「世界チャンピオンになることが夢だった。結果を残せて良かった」と喜びを噛みしめた。世界女王の座をつかみ取ったことで、来年の東京五輪出場へ大きくリードした形となる。「絶対に東京五輪に出て、金メダルを獲りたい」。世界切符を勝ち取る手応えは十分だ。

 応援席には女子52キロ級で金メダルを獲得した阿部詩(19=日体大)も駆けつけた。階級の違う同い年の戦友について「普段から仲良し。お互いに刺激のある存在だと思っている」と語った。

 世界選手権2連覇を狙った朝比奈沙羅(22=パーク24)だったが、敗者復活戦を勝ち上がり、銅メダル獲得。「優勝して赤ゼッケンを守り抜きたかった。最低限の目標は達成できたが、求めていた色のメダルではない」と悔し涙を流した。

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