錦織 全米OP3回戦敗退 20歳の新鋭に屈する「もったいない」

2019年08月31日 06:23

テニス

錦織 全米OP3回戦敗退 20歳の新鋭に屈する「もったいない」
第2セット、ミスショットに天を仰ぐ錦織圭(撮影・小海途 良幹) Photo By スポニチ
 テニスの四大大会、全米オープンテニス(ニューヨーク、ビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンター)は30日、男子シングルス3回戦を行い、昨季4強で第7シードの錦織圭(29=日清食品)は世界ランク38位のアレックス・デミノー(20=オーストラリア)に2―6、4―6、6―2、3―6で敗れ、16強入りを逃した。
 ランキングでは格下ながら、確かな実力を持つ新鋭に屈した。第1セットの第1ゲームでいきなりブレークを許し、第6ゲームから3連取されてこのセットを落とすと、第2セットでも流れを変えることができない。第3セットは取り返して望みをついだが、第4セットでは一進一退の攻防が続く中、第7、8ゲームでブレークを許して力尽きた。

 サーブが本調子ではない中で相手ディフェンスの粘り強さが光り、本来のプレーができなかった。錦織は試合後、「ディフェンスされて、アンフォーストエラー(自分が原因のミスショット)して、というパターンが多かった。もったいない、一番の負ける要因になった。攻め切れない時が多かった」と肩を落とした。

 デミノーは今年1月にシドニーでツアー初優勝し、7月のアトランタでは初戦から1度もブレークポイントを握られることなく優勝するという史上3人目の快挙を成し遂げていた。世界ランク7位の錦織を破った20歳は「彼は僕が成長するためにプレーを見てきた選手。初めてトップ10に勝つことができてうれしいよ」と笑顔。「ゲームプランを実行して良いテニスができた。ケイは火力があって彼のペースになると厳しい状況に陥るのは分かっていたから、集中を切らさないようにした」と満足げに振り返った。本大会はWOWOWで放送。

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