南ア再び食う!ファンデルヴァルト 母国にセット“口撃”で心理戦仕掛ける
2019年09月04日 05:30
ラグビー
回想したシーンはラインアウト練習時とみられる。ボールが動いている状況で言葉を発するのは不可能だが、セットプレー前にはプレーが止まる。その時、相手国の言葉で揺さぶりをかければ…。捕手やベンチがやじを飛ばす野球のように、心理面を崩してプレーを乱す。「南アの選手は英語ではなくアフリカーンスで会話すると思う。間違いなく役立つ」とにやりと笑った。
4年前の対戦当時、W杯通算1勝2分け21敗だった日本に敗れた優勝候補の南アに走った衝撃は計り知れない。当時の出場選手のうち、8人が今回の対戦でも登録されており、トラウマを呼び覚ませばミスを誘発できるはず。日本の最長身は1メートル96のトンプソンに対し、相手は先発に2メートル超えが2人そろい、リザーブには2メートル6のスナイマンが控える。高さでは完敗だけに、“足元”から崩していく考えだ。
ジュニア時代やNTTドコモで一緒にプレーした仲間も多く、母国との対戦は「特別な瞬間になる」と話した南ア出身者初の日本代表キャップ獲得者のファンデルヴァルト。大阪観光大使を務め、近い将来の国籍変更も検討している短髪の貴公子が、なりふり構わず返り討ちに全力を注ぐ。
▽アフリカーンス 南アフリカの公用語の一つで、オランダ語由来の言語。主に同国西部や、ナミビアでも使用されている。1652年にオランダの植民地になった際に持ち込まれ、現地語などの影響を受けて独自の発展を遂げたとされる。
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