フッカー堀江翔太 バックス顔負けのハンドリング

2019年09月04日 08:00

ラグビー

フッカー堀江翔太 バックス顔負けのハンドリング
フッカーながらバックス顔負けのプレーが魅力の堀江 Photo By スポニチ
 【最強ジャパン 桜戦士31人(5)ー2 】 リーチは言う。「堀江さんはオールブラックスになれた」と。大学時代までFW第3列。ラグビー一本で生きていくため、すでに入団が決まっていた三洋電機(現パナソニック)の理解もあり、ニュージーランドに武者修行したのは10年前。そこでフッカーに転向も、主将の言葉を借りれば「あれはいじめ」という不遇で出場機会が限られ帰国。その後の活躍を見れば、あながち的外れではなかったことを証明している。
 セットプレーは安定感抜群で、ディフェンスでも存在感たっぷり。何よりアタックに移れば、バックス顔負けのハンドリングスキルと時折見せるキックで相手の虚を突く。ドレッドと刈り上げが同居する髪形以上に、プレーで目立てる2番だ。

 前回大会後はサンウルブズに率先して身を投じ、代表では共同主将として創成期のジョセフジャパンを引っ張った。間違いなく、この4年間の最大の功労者。全ての肩書から外れた今、プレーのみに全精力を注ぎ込む。

 ◇堀江 翔太(ほりえ・しょうた)1986年(昭61)1月21日生まれ、大阪府吹田市出身の33歳。島本高、帝京大を経て、08年に三洋電機(現パナソニック)に加入。13年にはレベルズに所属。代表61キャップ。1メートル80、104キロ。

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