【ラグビーW杯注目選手】アイルランド J・セクストン、日本に立ちはだかる現役最高SO

2019年09月10日 10:00

ラグビー

【ラグビーW杯注目選手】アイルランド J・セクストン、日本に立ちはだかる現役最高SO
現役最高のSOと呼び声が高いアイルランドのジョナサン・セクストン Photo By ゲッティ=共同
 【ラグビーW杯 日本に襲来!世界の屈強Monster 】 4年に1度のラグビー世界一決定戦、W杯はスター選手たちが最高のパフォーマンスを披露する場でもある。20日に開幕するW杯日本大会で必見の注目選手を、優勝候補5チームからそれぞれピックアップ。
 1次リーグA組の日本の最大のライバル・アイルランドの命運を左右するのが、SOジョナサン・セクストン(34)のコンディションだ。6月後半の練習中に左手親指を脱臼。4~6週間の治療が必要と診断されたが、回復が遅れて8月のテストマッチ3試合を欠場した。昨年の世界最優秀選手を欠いたチームは8月24日のイングランド戦で15―57と歴史的惨敗。7日のウェールズ戦で復帰したもののW杯へ不安を残す。

 科学者のような風貌だが、右足から繰り出す正確なキック、長く速いパス、長い腕を生かしたオフロード、瞬時の判断でトライを奪うランを駆使し、現役最高のSOとの呼び声が高い。ドロップゴール(DG)の名手でもあり、昨年2月の欧州6カ国対抗フランス戦では試合終了間際に45メートルの逆転DGを決めた。所属するレンスターを欧州王者に4度導き、12年から先発に定着したアイルランド代表では18年のグランドスラム(全勝優勝)を含む3度の6カ国対抗制覇。17、18年にはニュージーランドを2度破る立役者となった。

 15年W杯は準々決勝でケガのため無念の欠場。チームもベスト8で敗退した。相手に狙われやすく、何度も脳振とうを起こしながら立ち上がってきたベテランにとって最後の可能性が高い今大会。アイルランド悲願の4強と初優勝を目指す。

 ◆ジョナサン・セクストン 1985年7月11日生まれ、アイルランド・ダブリン出身の34歳。06~13年にレンスター、13~15年にラシン92(フランス)でプレーし、15年にレンスター復帰。アイルランド代表は06年11月にデビューして通算84試合765得点。英国&アイルランド代表ライオンズにも13、17年と選ばれた。1メートル88、92キロ。教師の妻との間に子供が3人いる。

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