【ラグビーW杯注目選手】イングランド M・イトジェ「柔よく剛を制す」異才FW
2019年09月10日 10:00
ラグビー
両親がナイジェリア出身。サッカー、ラグビー、バスケットボールと才能を発揮し、陸上砲丸投げではU―17英国代表に選ばれた。19歳からイングランド・プレミアシップに出場し、21歳でエディー・ジョーンズ監督に抜てきされると代表デビューで即マン・オブ・ザ・マッチを獲得。欧州6カ国対抗2連覇にも貢献した。政治学を学び、チームバスで移動中に詩を書いていた“ラグビー界のシェークスピア”でもある。
◆マロ・イトジェ 1994年10月28日生まれ、英ロンドン出身の24歳。サラセンズで4度のプレミアシップ制覇、3度の欧州王者に貢献。U―20イングランド代表で14年ジュニア世界選手権優勝。16年にデビューしたフル代表では通算32試合10得点。1メートル95、115キロ。
≪C組展望 「死の組」イングランド一歩リード≫イングランド、フランス、アルゼンチンが8強入りの2枠を争う「死の組」をリードするのは、エディー・ジョーンズ監督(前日本代表ヘッドコーチ)のイングランド。自国開催で1次リーグ敗退に終わった前回W杯後に就任し、ロックのイトジェら若手を抜てきして16、17年と欧州6カ国対抗を連覇。18年はやや低迷したものの、昨年11月にニュージーランドに1点差負けと肉薄。03年以来2度目の世界一へ、精神的支柱のCTBファレル主将や、プロップのマコ&No・8ビリーのブニポラ兄弟に注目だ。
かつての“シャンパン・ラグビー”が薄れたフランスだが、過去3度の準優勝など前評判が低い時ほど爆発力がある。起爆剤となりそうなのが33歳のNo・8ピカモル。今大会での引退を決意するベテランを中心に結束が期待される。07年3位、前回4位のアルゼンチンは、主力がほぼ同じメンバーのジャガーズが今年のスーパーラグビーで準優勝と躍進。驚異的運動量のフランカー、マテラ主将を中心にW杯でも波乱を狙う。いずれも米国とトンガ相手に取りこぼさないことが重要だ。
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