W杯で波乱 セルビア敗れる アルゼンチン執念の勝利で4強進出

2019年09月10日 22:10

バスケット

W杯で波乱 セルビア敗れる アルゼンチン執念の勝利で4強進出
抱き合って歓喜するアルゼンチンとカンパッゾとラプロビットーラ(AP) Photo By AP
 男子バスケットボールのW杯中国大会は10日から準々決勝に突入。広東省東莞で行われた最初の試合では、世界ランク5位のアルゼンチンが4位のセルビアを97―87(25―23、29―26、14―18、29―22)で下して3大会ぶりに準決勝に進出。体を張った強烈なディフェンスでセルビアの高さを封じこめ、今大会の優勝候補をなぎ倒した。
 1メートル79のポイントガード、ファクンド・カンパッゾ(28)が18得点、6リバウンド、12アシスト、3スティールを稼げば、大ベテランのフォワード、ルイス・スコラ(39)も31分出場してチーム最多の20得点をマーク。日本の渡辺雄太(24=グリズリーズ)とジョージ・ワシントン大時代に2年間、チームメートだったパトリシオ・ガリーノ(26)も15得点を挙げて勝利に貢献した。

 セルビアは開幕前に国際バスケットボール連盟が発表したW杯参加32チームを対象にしたパワーランキングで1位だったが、2次予選のスペイン戦に続いて連敗を喫して今大会は通算4勝2敗。NBAキングスのボグダン・ボグダノビッチ(27)が21得点、ナゲッツのニコラ・ヨキッチ(24)が16得点、10リバウンド、5アシストをマークしたが、アルゼンチンのハードなディフェンスの前にリズムをつかめず、221センチのボバン・マリヤノビッチ(31=マーベリクス)は第1Q、わずか2分28秒でアンスポーツマンライク・ファウルを含む3反則を犯して出場機会はそれ以後なかった。

 セルビアの過去4戦でのフィールドゴール(FG)成功率は32チーム中のトップ(57・0%)だったが、アルゼンチン戦では41・8%。それぞれ2位だった平均得点(96・4)と3点シュート成功率(42・1%)は87点と28・6%にまで低下するなど、最後までアルゼンチンのディフェンスをはねのけることができなかった。

 今大会6戦全勝となったアルゼンチンは13日に北京で行われる準決勝に進出。現役のNBA選手を4人そろえていたセルビアは5~8位決定予備戦に回る。

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