渋野3アンダー8位発進 首位と3打差 パットに課題残し自己採点は「ななず~ご(75)点!」

2019年11月01日 05:30

ゴルフ

渋野3アンダー8位発進 首位と3打差 パットに課題残し自己採点は「ななず~ご(75)点!」
1番、ギャラリーが写真撮影する中、ティーショットを放つ渋野(撮影・木村 揚輔) Photo By スポニチ
 【米女子ゴルフツアー スウィンギングスカート台湾選手権 第1日 ( 2019年10月31日    台湾・新北市 美麗華クラブ=6504ヤード、パー72 )】 優勝したAIG全英女子オープン以来、2度目の米ツアー参戦となった渋野日向子(20=RSK山陽放送)は5バーディー、2ボギーの69で回り、8位の好発進を決めた。首位とは3打差。今大会参戦に向けてオープンウイークだった2週前から練習してきたアプローチがさえ、好スコアにつながった。首位は66で回ったネリー・コルダ(21=米国)とホ・ミジョン(29=韓国)が立っている。
 海の近くに位置する美麗華クラブ。雨の中風速10メートル近い風が不規則に吹き付けるが、渋野本人はどこ吹く風。「予選落ちがないので攻めていきました」と69をマークし、8位の好スタートを切った。

 「ショットは本当に最高でしたね。ショットが“ジャストタッチ”って感じで(笑い)この風の中でこんないいスコア。でも、パットをもうちょっと決めたかったので…ななず~ご(75)点で!」

 スタートからいきなり魅せた。1番でフェアウエーからの第2打をグリーン手前のラフに入れるも、それをウエッジで直接沈めてバーディー発進。渋野が「もじゃもじゃ」と表現するティフトン芝のラフからのチップインで「ビックリしちゃった」と勢いに乗った。4番パー4では2打目をグリーン奥ラフに外すも、こちらも30センチに寄せてパーをセーブ。8番パー4では残り97ヤードの第2打を52度で10センチとピンに絡め、“お先バーディー”を奪った。

 2週前のオープンウイーク。ウエッジしか握らず、ひたすらアプローチの練習にあてた。前週のマスターズGCレディースでは、最終日に同組で回った三ケ島かなを観察。青木翔コーチと「手首を使わないアプローチ。ああいうのが打てるようになったらいい」と話し合った。会場入りしてからはそのイメージを頭に入れて練習。「練習してきた分、自信があった」と海外コースでも対応することができた。

 8月のAIG全英女子オープン以来の米ツアー参戦。渋野はかねて来季の米ツアーメンバー登録を見送る方針を明言しているが、ホールアウト後には海外メディアから公式会見に呼ばれるなど“しぶこブーム”は台湾でも健在だ。「流れを切らさないように頑張りたいです」。しぶこ劇場in台湾が幕を開けた。

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