FAVゲーミング「クラロワリーグ アジア」準Vで世界一決定戦へ

2019年11月07日 07:30

スポーツ

FAVゲーミング「クラロワリーグ アジア」準Vで世界一決定戦へ
準優勝したFAVゲーミング(左から)分析担当ニクロム、きたっしゃん、おこめちん監督、けんつめし、だに、ジャック Photo By スポニチ
 モバイルゲーム「クラッシュ・ロワイヤル」(クラロワ)のeスポーツ「クラロワリーグ アジア」のシーズン2プレーオフ決勝が2日に韓国で開催された。FAVゲーミング(Bグループ1位)は1―3でOGN ENTUS(同2位)に敗れて準優勝に終わった。OGNは優勝ボーナス5万ドル(約550万円)、FAVは準Vの3万ドル(約330万円)を獲得。2チームは12月の世界一決定戦に出場する。
 悲願のアジア制覇はならなかった。OGNの地元開催となった韓国を舞台とした決勝で、FAVゲーミングは初タイトルにあと一歩およばなかった。主将のけんつめしは「相手の準備のほうが上回っていました。優勝する自信があったけど、OGNに封じ込められました」と潔く敗戦を認めた。

 3セット先取の戦い。第1セットの2v2にけんつめし&きたっしゃんが満を持して出陣したが、痛恨の敗戦を喫した。レギュラーシーズンとプレーオフで計12勝1敗だった先手必勝の方程式に持ち込めず、1v1の主軸だったJACK(ジャック)も第2、4セットで連敗。OGNの猛者・TNTとの同一カード2連戦には攻城バーバリアン+ペッカやペッカ+スケルトンラッシュのデッキで臨んだが、相手の入念な対策デッキに返り討ちにあった。

 シーズン1ではリーグ戦開催地となる韓国と日本を毎週往復していたが、このシーズン2はチーム全員が同地に滞在。渡航の移動時間とストレスがなくなり、練習は質量ともに大きく向上した。昨年のリーグ創設時から日本勢の大本命と目されてきたチームはようやく真価を発揮して、決勝までたどり着いた。

 12月の世界一決定戦はOGNへのリターンマッチでもあり、欧米・中国の2リーグとの最終決戦の舞台でもある。ジャックは試合後に意気込みを問われると、10秒以上沈黙。最後にやっと「…ここでクヨクヨしていても時間がもったいない。弱点を潰して臨みます」と絞り出した。開幕までの1カ月、栄光への渇望をさらなる進化への原動力に変える。

 ≪だにが一矢報いる≫だにがチームのストレート負けを回避する勝利を挙げた。第3セットに出場して、ロイヤルジャイアントデッキ対決などを制してゲームカウント2―1で辛勝。シーズン2はキングオブヒルのみのゲーム戦績2勝3敗だったが、大一番でこん身のガッツポーズを決めた。チームの命運を託された重圧を乗り切った価値ある1勝に「(2連敗だった)前の試合のことからは吹っ切れて戦うことを意識しました」と話していた。

 ▼きたっしゃん ボクらの甘い部分が出ました。世界一決定戦までの1カ月で、調整や練習をします。

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