レイカーズの“全員集合”は微妙 ハワードとブラドリーは人種差別問題を優先

2020年06月15日 11:19

バスケット

レイカーズの“全員集合”は微妙 ハワードとブラドリーは人種差別問題を優先
チームに合流するかどうかが微妙になっているレイカーズのハワード(AP) Photo By AP
 NBAは7月末からシーズンを再開させるが、49勝14敗で西地区全体で首位に立ち、すでにプレーオフ進出を決めているレイカーズのチーム編成が微妙になってきた。控えのセンターながら守備面で大きな貢献をしてきたドワイト・ハワード(34)は代理人を通して「バスケットボールを捨てたわけではないが、今は社会的正義と人種偏見について考えるべき」という見解を示し、7月上旬に予定されているミニ・キャンプへの合流に関しては否定的な立場を取った。
 ハワードは6歳になる息子の母親だった女性を今年4月に「てんかん性の発作」で亡くしたばかり。そこに警察官によるジョージ・フロイドさんの死亡事件が重なり、さらに生まれ故郷でもあるジョージア州アトランタでは12日、警官が黒人男性を射殺するという事件が発生。公私ともに難しい状況と直面していた。

 一方、今季44試合に先発しているガードのエイブリー・ブラドリー(29)も「この問題が片付くまではバスケットボールどころではない」としてレブロン・ジェームズ(35)を含む他のメンバーとは一線を画している状態。スポーツ専門局のESPNによればレイカーズのある選手は「チームとしての答えを出すにはまだ時間が必要」と語っており、戦力を100%保持した状態で再開シーズンに臨めるかどうかは不透明になっている。

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