フクヒロが高校生にエール授業 明かした直接対決秘話…広田「ボコボコにされました」
2020年06月15日 18:51
バドミントン
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2人は11年の青森インターハイ、シングルス準々決勝で直接対決。ストレート勝ちの福島は「同じ熊本出身で、やりにくいなと。ネットインとオンラインばかり打ってきて嫌な人だと思った」と苦笑い。敗れた広田も「ボコボコにされました。(福島と)試合ができるのがうれしかった。全力でぶつかった。力およばずでした」と当時を振り返った。
今は東京五輪金メダルを目指すフクヒロペアだが、高校時代はインターハイの頂点を目指していた。その舞台が中止となった高校生たちからの質疑応答では、目標が消えた悲痛な叫びも聞いた。「本人たちにしか分からない気持ちがある」と共感した福島は「モチベーションを上げるのは難しいと思う。でも、やってきたことは無駄ではない。これからにつながるいい経験。ポジティブに考えてほしい。同じチームのメンバーも気持ちが分かると思うので、チームメートや今隣にいる人を大事にしてほしい」と呼び掛けた。
東京五輪が1年延期となり、所属先も変更。フクヒロペアも再スタートを切った。広田は「自分1人ならすぐ前向きになれなかった。福島先輩がずっと頑張ってきていた。自分も頑張らないと。サポートしてもらっている人もいる。その人たちのためにも、モチベーションを維持して頑張っている」と胸中を明かした。