112年ぶり…50歳力士が勝った!“昭和男”華吹が上手投げで初白星

2020年07月25日 05:30

相撲

112年ぶり…50歳力士が勝った!“昭和男”華吹が上手投げで初白星
112年ぶりに50歳力士として白星を挙げた華吹 Photo By スポニチ
 【大相撲7月場所6日目 ( 2020年7月24日    両国国技館 )】 “昭和の男”が快挙を達成した。現役最年長50歳で序二段68枚目の華吹(立浪部屋)が同66枚目の31歳、宇瑠寅(うるとら)を上手投げで破り、初白星を飾った。関係者によれば力士の特定はできないものの、50代の勝利は1908年(明41)夏場所以来、112年ぶりという。
 立ち合い直後から31歳のスピードに翻弄(ほんろう)されていた超ベテランにチャンスが訪れた。左上手を取って土俵際に追い込むと宇瑠寅とともに土俵下へ決死の“ダイブ”。一瞬、返されそうになったが、こらえて逆転を許さなかった。

 華吹は5月28日に50歳の誕生日を迎え、昭和以降では初となる50歳力士になった。現役では唯一の昭和入門。7月場所初日には天一と対戦し、合計年齢92歳と昭和以降での最高齢記録を更新した。

 ◆華吹 大作(はなかぜ・だいさく=本名山口大作)1970年(昭45)5月28日生まれ、東京都足立区出身の50歳。15歳だった86年春場所で初土俵を踏んだ。同期には元前頭筆頭・巌雄(山響親方)がいる。最高位は03年九州場所の三段目18枚目。身長1メートル84、体重115キロ。趣味は舞台鑑賞。

 ▽1908年(明41) 政界では7月に西園寺内閣が総辞職し、第2次桂内閣成立。夏目漱石は小説「三四郎」の連載を開始した。11月には清の最高権力者・西太后が死去し、12月に愛新覚羅溥儀が皇帝となった。第1回日米野球も行われ、大隈重信による始球式が行われた。

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