阿炎が休場 師匠の錣山親方が説明「会食に出たため、大事を取って」、軽はずみな行動謝罪

2020年07月25日 16:24

相撲

阿炎が休場 師匠の錣山親方が説明「会食に出たため、大事を取って」、軽はずみな行動謝罪
阿炎 Photo By スポニチ
 大相撲7月場所7日目の25日、東前頭5枚目の阿炎(26=錣山部屋)が休場した。NHKのテレビ解説を務めた師匠の錣山親方(元関脇・寺尾)が放送の中で「数人のお客様と会食に出たため、大事を取って本日より休場させます」と説明した。
 日本相撲協会は7月場所を開催するにあたり、「新型コロナウイルス感染症対応ガイドライン」を制定し、13日に発表した。「日常生活における感染予防」の項目では「外出の自粛」をうたっており、「不要不急の外出を自粛する。近隣以外への緊急な外出や必要な外出は、師匠が協会に相談した上で行う」と明記されている。阿炎は現時点で発熱などはないもようだが、錣山親方の判断で休場を決めた。阿炎は2013年夏場所の初土俵から初めての休場となった。

 芝田山広報部長(元横綱・大乃国)は「外部と接触したことを本人も認めた。これ以上、ほかの力士に接触させるわけにはいかない」と説明。26日以降に抗原検査、PCR検査も受けさせることを決め、「結果が出るまで、その間は休場」と話した。

 錣山親方は「こういう時期に軽はずみな行動をしてしまってすみません」と謝罪。その上で「自業自得というか。本人がコロナにかかってしまう、それは自分の責任ですけども、せっかくこうやって場所をみんなで協会一同、協力して場所を開いて、お客様を入れられるようになったときに、そういうことをしてしまうのは最低のことですね」と怒りをあらわにした。

 錣山親方が阿炎の会食を知ったのは午後2時すぎ。8日目の幕内の取組はすでに発表されていたが、阿炎の休場に伴い、取組を編成し直す「割返し」となった。新大関の朝乃山は8日目に阿炎との対戦が組まれていたが、相手は西前頭4枚目の碧山に変更となった。

 ▼八角理事長(元横綱・北勝海)
 今、調べているところだからね。残念ですよ。自覚が欠けた行動?それも含めどういう事になるのか、また報告がくると思うので。今はちょっと何ともね。その辺はまた詳しく聞くと思うので。今後は検査(PCR)しなきゃならない。残念ですよ。協会員一丸となってやっているところで、また、きょう来てくれているお客さんの中には御嶽海のファンも、阿炎ファンもいるわけだから。そういう人たちをガッカリさせてしまった。本当に申し訳ないですよ。こういう時期に(国技館に)足を運んでくれた人たちに。
 錣山親方から説明があったのか?
 そういういろんなことを含めて後で話せると思うので。

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