NBAプレーオフで大波乱 東西の第1シードが初戦を落とす 17年ぶりの珍事
2020年08月19日 13:11
バスケット
レブロン・ジェームズ(35)は23得点、17リバウンド、15アシストでプレーオフでは通算24回目のトリプルダブル。アンソニー・デービス(27)は28得点と11リバウンドを稼いだが、87―89で迎えた第4Qの7分すぎに2人で連続4本のフリースローを外して勝機を逃した。
レイカーズの3点シュートの成功は32本放って5本のみ(成功率15・6%)。フリースローも31本で11本を失敗するなどシュートの精度を欠いたプレーオフの初戦となった。
再開後の「シーディング・ゲーム」8試合でMVPとなったトレイルブレイザーズのデイミアン・リラード(30)は6本の3点シュート(試投13本)で両軍最多の34得点をマーク。勝負どころの第4Q終盤では距離の長い“ディープ3”を連続してねじ込んで勝利に貢献した。ジェームズとドラフト同期(2003年)のカーメロ・アンソニー(36)は11得点、10リバウンド、5アシストを記録。92―89で迎えた残り2分33秒には貴重な3点シュートを成功させてチームに勢いを与えた。
一方、リーグ全体で最高勝率を収めている東地区全体1位のバックスは、ロードチーム扱いながらオーランドを本拠にしている8位のマジックに110―122(前半52―62)で敗戦。今季は49シーズンぶりの覇権奪回が期待されているが、いきなり初戦で黒星を喫してしまった。
2季連続のシーズンMVPが濃厚となっているヤニス・アデトクンボ(25)は31得点、17リバウンド、7アシストをマークしたものの、第4Qの開始33秒でアリウープからダンクを決めたあとはフリースロー(FT)による1得点のみ。勝負どころで精彩を欠いて、今季4戦全勝と相性の良かったマジックに敗れた。
マジックはセンターのニコラ・ブーチェビッチ(29)がプレーオフでは自己最多となる35得点と14リバウンドを稼いで強敵を撃破。チーム全体ではFTを19本中18本を成功させ、10本を失敗したバックス(28本中成功は18本)とは対照的な戦いぶりを見せた。
プレーオフ1回戦の初戦で東西第1シードの2チームがともに第8シードに負けたのは17年ぶり。2003年にピストンズがマジックに94-99(シリーズは4勝3敗)、スパーズがサンズに延長で95-96(同4勝2敗)で敗れていた。
西地区全体4位のロケッツは37得点を稼いだジェームズ・ハーデン(30)の活躍で5位サンダーに123―108(前半68―52)で快勝。東地区全体5位のヒートは4位のペイサーズを113―101(前半56―52)で退けて初戦を白星で飾った。
おすすめテーマ
2020年08月19日のニュース
特集
スポーツのランキング
-
渋野 待遇の違いに驚き「私専用の駐車場があったり」
-
女子ゴルフ 東海クラシック無観客で開催 9・18開幕
-
天理大ラグビー部 新たに29人が新型コロナ陽性 部員168人のうち約3分の1感染
-
長期活動禁止の「罰」は誰のためにもならない コロナ禍の天理大ラグビー部にスムーズな活動再開を
-
松友は潮田の道歩む 高橋引退で“タカマツ”ペア解消へ 混合専念 金子と24年パリ五輪目指す
-
「タカマツ」恩師・田所光男総監督がねぎらい「考える能力があった2人」
-
松島幸太朗 仏でも切れ切れトライ決める!開幕まで3週間「スピードやステップは通用している」
-
女子セブンズ日本代表 堤ほの花「合宿っぽくない…」“ウィズコロナ”の難しさ
-
池江璃花子が練習再開 29日“復帰戦”50メートル自由形
-
遊びじゃない 都筑有夢路 原点は中学時代の悔しさ レジャー脱却 競技イメージ一新のため
-
セーリング土居愛実 誰かのためなら帆を張れる 延期で折れた気持ち…周囲の声で迷い消えた
-
青学大陸上部・原監督が提言 ウィズコロナ時代の陸上 箱根駅伝は「やらないといけない」
-
張本も期待 職人の「誉れ」塗りこめた輪島塗の卓球台 漆黒の輝き
-
柔道国際大会再開へ 無観客など規定でコロナ感染対策徹底
-
B2熊本で選手3人コロナ感染 濃厚接触者特定中 チーム活動は中止