柔道・高藤直寿 コロナ禍でも1割増し進化 五輪へ「人生全てを出し切る」
2020年11月18日 20:04
柔道
高藤は昨年11月のグランドスラム(GS)大阪大会決勝でライバルの永山竜樹を破り優勝。今年2月のGSデュッセルドルフ大会も制し、2大会連続の五輪代表を射止めた。自粛期間の約3カ月間は乱取りなどの本格的な練習ができなかったものの、7月ごろから再開。「技が増えて、受けも強くなっている。デュッセルドルフの時が10なら、今は11くらいの強さがあると思う」と進化に自信を示した。
同じパーク24に所属する男子66キロ級の阿部一二三が、来月13日に同学年でライバルでもあった丸山城志郎(ミキハウス)との五輪代表決定戦に臨む。2人それぞれと練習する機会がある高藤は、「周りが試合ムードになっていない中で、あれだけ突き詰めてピリピリでできているのは凄い。道場で見ると、阿部も丸山もオーラが出ている」と驚嘆。1カ月を切った世紀の一戦を、同じ柔道家として心待ちにしている様子だった。
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