内村 鉄棒で3年ぶり5度目Vも五輪へ「喜んでいる暇もない。今すぐ練習」

2020年12月14日 05:30

体操

内村 鉄棒で3年ぶり5度目Vも五輪へ「喜んでいる暇もない。今すぐ練習」
鉄棒で3年ぶり5度目の優勝を果たした内村 Photo By 代表撮影
 【体操全日本選手権最終日 ( 2020年12月13日    群馬・高崎アリーナ )】 男子決勝が行われ、種目別の鉄棒は内村航平(31=リンガーハット)が、予選の15・533点を超える15・700点で3年ぶり5度目の優勝を果たした。
 内村は鉄棒で予選を超えるハイスコアをマークしたが、満足感に浸ることはなかった。H難度「ブレトシュナイダー」など離れ技を決め、予選ではわずかに動いた着地もピタリ。それでも、「着地以外は予選の方が良かった。離れ技の切れも良くなかった。柔ではなく、剛の演技だった」と独特の表現で振り返った。

 日本協会の基準を満たし、来年3月の種目別W杯(ドーハ)の出場権も得た。五輪切符には直接つながらないが、4月から始まる国内選考を前に貴重な実戦の場となる。「まだ(五輪への)スタートラインにも立っていない。点数に喜んでいる暇もない。今すぐ練習して、来年に向けてやっていきたい」と闘志を高めていた。

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