【林享の目】瀬戸はまだ5~6割 バテるも五輪本番会場での優勝は収穫

2021年02月05日 05:30

競泳

【林享の目】瀬戸はまだ5~6割 バテるも五輪本番会場での優勝は収穫
男子400メートル個人メドレー決勝、瀬戸の平泳ぎ(撮影・会津 智海) Photo By スポニチ
 【競泳 ジャパン・オープン第1日 ( 2021年2月4日    東京アクアティクスセンター )】 瀬戸は本調子でなかった。7、8秒ほど速いタイムを出した1年前のコンディションと比べると、本来の5~6割の力だった。後半の平泳ぎから自由形にかけて上がっていくが、最後でバテていた。久々の試合で緊張も見えて、レース後に息も上がっていた。400メートルは持久力が必要となるので、まだまだ時間がかかると思う。
 それでも、五輪本番会場のレースで優勝できたのは収穫。400メートル個人メドレーは五輪に内定している種目で、泳ぎ込んでいけば五輪には間に合う。体も絞れると思う。今大会は200メートル個人メドレーとバタフライに出場予定なので、特にバタフライのスピード感覚を把握してほしい。

 萩野はもう少し後半上がってくると思ったが、練習疲れもあり200メートル以降は上がりきれなかった。瀬戸の復帰、若手の台頭もあるが、勝たないといけない義務感よりもチャレンジャーの立場で楽しみながら臨んでほしい。(92年バルセロナ五輪100メートル平泳ぎ4位、東海学園大監督)

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