真冬の鉄人ゴルフ 67人全員“完走” 女子は初出場の伊藤友里恵がV

2021年02月05日 10:11

ゴルフ

真冬の鉄人ゴルフ 67人全員“完走” 女子は初出場の伊藤友里恵がV
後半は温かい日差しの下で気温も上昇、 参加者は名匠・井上誠一設計の名門コ ースを満喫した Photo By スポニチ
 【スポニチ後援・第5回真冬の鉄人ゴルフ大会36ホール ( 2021年2月4日    佐賀県三養基郡みやき町 佐賀カントリー倶楽部=男子6070ヤード、同シニア5728ヤード、パー72=ダブルペリアハンデ方式36ホール競技 参加選手67人=うち女子1人 )】 スタート時刻の午前7時15分は気温2・7度、小雨の厳しいコンディションだったが、午後は日が差し最高気温11・8度まで上昇。参加選手67人全員が快調に36ホールを“完走”した。ダブルペリア方式により佐賀県神埼市の会社役員、田中孝弘(60)が81・78のグロス159、ハンデ19・2、ネット139・8で大会初優勝した。昨年優勝の元陸上自衛隊レンジャー部隊の平田正義(61=小郡市)は18位。女子は伊藤友里恵(33=福岡市)が初出場で優勝した。新型コロナウイルス感染防止のため表彰式は行われなかった。
 女子ソフトボールの日本リーグ1部、ルネサス高崎(現ビックカメラ高崎)で活躍した元スラッガーの伊藤が初出場で優勝を決めた。「佐賀カントリーを初めて回った。グリーンの傾斜が読めずに難しかったが楽しかった」と前半は94、後半96で回りネット154・0。男子に混じって堂々43位に入ってみせた。

 女子ソフトボールの名門・九州女子高を経て、実業団のルネサス高崎で二塁手として、高校の5年先輩で“五輪エース”の上野由岐子らとともにプレー。「最後はチームの3番を打った」と中軸に座った。その長打力は実業団を退社し、福岡市で会社に勤務する合間に5年前から本格的に取り組むゴルフにも生きている。「当たれば230から240ヤード」というビッグドライブで、この日はレディースティーではなく一般男子と同じフロントティーから回って好スコアをたたき出した。

 ○…初優勝の田中は「今日は内容はよくなかった。ダブルペリアハンデのおかげ」と思いがけない栄冠に頭をかいた。「前半はショットが悪かった」と18ホールで4ホールしかパーオンできず、パットでしのぐゴルフで81を叩いた。しかし後半は18ホール中14ホールでパーオンするなどショットが復活。ところが「4パットが1度、3パットが3回。今度はパッティングがおかしくなった」とグリーン上で苦しんだ。それでも19・2の高ハンデに」恵まれて初優勝。ゴルフ歴40年以上で、佐賀カントリーのクラブチャンピオンに5度も輝いた実力者は「ゴルフはいくつになっても難しいが、健康で楽しく出来たらそれでいい」とおおらかだった。

 ○…昨年の覇者で連覇を狙った平田は18位に終わった。「前半がよくなかった」と87・82のグロス169。昨年のグロス163を上回り、トップにネット10打差をつけられた。元陸上自衛隊レンジャー部隊の出身。大会の連続優勝は逃したが、今季は昨年1打差で決勝進出を逃した九州シニアと九州アマへの初出場を狙う。

 ▼16位・荒巻孝信 第1回からずっと続けて出ている。36ホールは回り足りない感じだった。来年も元気に出たい。(出場最年長82歳は104、103)

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